聖徳太子の「和を以って貴しと為す」（わをもってとうとしとなす）を町のモットーに昭和31年に名付けられた太子町。その名の通り人々や自然との協調・調和が美しい街に施主様の要望が詰まった家が完成した。

間口も広くゆったりとした敷地ではあったが、北向きということもあり、前面道路からの採光はあまり見込めない状況でありながら、吹抜けは要らないというご要望の中で、いかに明るいお家を設計するかがポイントであった。

プライバシーも考慮し、北面の道路側は窓の配置を最小限に抑え、ゆとりのある敷地の南側に庭スペースを取り採光を確保した。

北側にある玄関が暗くならないように、リビングのドアは天井まである透明のハイドアを採用。これにより南側の光が玄関ホールにまで差し込む。「ただいま」と玄関ドアを開けた瞬間から明るい玄関ホールとなった。

庭スペースに面した直線型LDKのリビング部分に関しては、眩しすぎることや夏場の暑さを考慮して、敢えて型板ガラスの縦スリット窓にし光量と熱量を調整。

キッチンは奥様のご要望で奥行きを浅く間口を広く取った使い易いパントリーを設置し、白色に統一したフルフラットキッチンとカップボードで清潔感のある空間となった。

今回ももちろん、撮影で使用した家具は全て弊社が販売している『GRANSTANDARD』です！

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